FRAME OUT PROJECT Vol.1 

Umitaro Abe & Avshalom Pollak

FRAME OUT プロジェクト Vol.1 阿部海太郎&アブシャロム・ポラック

presented by non-syntax & Tomoya Kishimoto



 2021年の設立以来、東京と台北を拠点に活動しているnon-syntaxは、映像を考え、映像の境界を突き破り、新たな鑑賞体験を提供することを目指します。

 この度、non-syntaxは新プロジェクト:「FRAME OUT」を始動します。

 フレームアウトしたイメージは、鑑賞者の身体と作者の意識の狭間で、さまざまな空間フィールドに入り込みながら存在し続ける。 それは、見える場を逸脱した状態であれ、全ての要素が曖昧に帰着した状態である。このプロジェクトでは、作品の拡張インターフェイスとしてのスクリーンとフレームというコンセプトに基づいている。 イメージや知覚の場の形成に焦点をあててきた過去3年間のnon-syntaxの試みとは異なり、このプロジェクトでは、作者、作品、鑑賞者の関係性により照準を合わせ、イメージ制作の概念的かつ実践的なプロセスを提示します。 アーカイブ、展示、パフォーマンスなどの形式を用いて、上映前と上映後のさまざまな映像体験を探ります。FRAME OUTは、再フレームという意味もあり、作品のダイナミックな変化を示すための一時的なマッピングのようなものだとも捉えられる。

 初回のコラボレーションでは、イスラエルの演出家・振付家アブシャロム・ポラックが、阿部海太郎のアルバム「Le plus beau livre du monde 世界で一番美しい本」を題材にした映像作品にフォーカスします。また、彼らが2014年に共作した「WALLFLOWER」の一部やポラック氏のセレクト作品も上映されます。

 「水」を舞台に、ポラック氏のカンパニー Avshalom Pollak Dance Theatre - תיאטרון מחול אבשלום פולק のダンサーたちの身体表現によって繰り広げられる幻想的な世界が展開します。いつの時代にも息づく人間の内面の四季を表現した12の楽曲を土台として繰り広げられる、ポラックの身体表現と視覚的な美意識は、言語や地域、人種などあらゆる隔たりを超えて共通する身体感覚としての体験をもたらします。

 東京芸術劇場の空間を活用し、観客に優れた映像体験を提供するために、開放的な空間、音響、および視覚体験にこだわりました。実際の上映会場であるCafe des Artsは、高い天井と広々とした空間が特徴で、当日は作品に触発されたコラボレーションドリンクを提供する予定です。また、上映後には阿部氏によるミニライブやキュレーターとの対談も行われます。

 時間は、流れる水のように柔らかく、しかし確かに私たちを変容させていく力を持っています。時の流れに身を委ねながら、私たちは自分自身の内面と向き合い、深い自己理解へと至る旅を始めます。我々の想像力は、現実の限界を超え、新たな世界を創造する力を持っています。ぜひこの12月に、ここで、私たち一人一人が持つ独自の視点と経験を通じて、まだ見ぬ世界を想像してみましょう。




イベント概要:

FRAME OUT PROJECT Vol.1 in collaboration with Umitaro Abe & Avshalom Pollak

presented by non-syntax & Tomoya Kishimoto


上映作品:

「Liquid Season」、「WALLFLOWER」、ほかnon-syntaxによるポラック氏セレクト作品、  上映後には阿部氏によるミニライブやキュレーターとの対談も行います


会場:Cafe des Arts

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1 東京芸術劇場 2階(プレイハウス右横)

日付:2023年12月3日(日)

開場時間:18:00

上映開始:19:00

終了予定:21:00


キュレーション:non-syntax

プロジェクションコーディネート:岸本智也

デザイン:Shao Qi


チケット料金:2500円+ワンドリンク

(席に限りがあるため予約優先とさせて頂きます。満席の場合立ち見になる可能性がございます。)

参加申し込み:https://nonsyntaxframeout.peatix.com/view

プレスの方は nonsyntaximage@gmail.com  までお願いします。


 



阿部海太郎 Umitaro Abe

( photo by Takashi Homma)

作曲家。クラシック音楽など伝統的な器楽の様式に着目しながら楽器の今日的な表現を追求する。楽曲のみならず、コンサートの企画やアルバム制作など、すぐれた美的感覚と知性から生まれる音楽表現が多方面で評価され、舞台、テレビ番組、映画、様々なクリエイターとの作品制作など幅広い分野で作曲活動を行う。音楽を手掛けた主な仕事に、蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品や『海辺のカフカ』、インバル・ピント&アブシャロム・ポラック演出『100万回生きたねこ』『WALLFLOWER』、NHK『日曜美術館』テーマ曲、NHK連続テレビ小説『らんまん』など。 2023年9月に歌手・武田カオリとの共作によるアルバム『HOUSE』をリリースした。

https://www.umitaroabe.com/en/










アブシャロム・ポラック Avshalom Pollak


アヴシャロム・ポラックは、多岐にわたる分野で活躍するイスラエルのアーティストです。彼は1970年生まれで、音楽家、イラストレーター、テキスタイルデザイナー、作家とのコラボレーションを通じて、演劇やダンス作品を創出しています。彼の活動はイスラエル国内に留まらず、世界中の文化施設やオペラハウス、美術館で展開されています。

彼の代表的な作品には、ドイツのクリストフ・グルックのオペラ『アルミード』、日本の佐野洋子の絵本『100万回生きたねこ』、ノルウェーのヤナーチェクのオペラ『利口な女狐の物語』、そして日本の芥川龍之介の『羅生門』の演出が含まれます。

2023年3月には、彼はエリザベス1世の生涯に焦点を当てた2夜にわたるオペラ『バスターダ』の振付を担当しました。このオペラはガエターノ・ドニゼッティによるチューダー家をテーマにした4つのオペラを翻案したもので、ベルギーのブリュッセルにあるラ・モネ・デ・ムントで上演されました。これにより、アヴシャロム・ポラックの多彩な芸術ポートフォリオに新たな篇が加わったのです。

https://www.avshalompollak.com/







non-syntax


金秋雨と許鈞宜によって2021年に設立されたnon-syntaxは、東京と台北を拠点に活動してるイメージプラットフォーム。現代映像の系譜の中で既存の文法を超える実践を模索し続けています。

映像祭、映画祭、映像展、オンライン、オフラインといった情報が溢れる現代において、アーティストや創作者は、主流の「シンタクス」によって生きる空間が次第に狭められています。創造の世界には本来境界が存在しないはずなのに、そのような状況が生まれています。non-syntaxはこれからも、研究と実践を通じて、アーカイブ、展示、パフォーマンスなどを活用し、創作者と鑑賞者に新たな「経験」を提供し続けたいと考えています。

https://nonsyntax.com/




岸本智也 Tomoya Kishimoto

プロジェクターを多用した映像空間演出やコーディネートを中心に、屋内外のイベントや展示、インスタレーション作品等における映像デザイン、システム構築、設営、オペレーションまで多岐に渡り活動している。



Design: 邵琪 Shao Qi